1. ホーム
  2. 愛犬家の必修科目!ドッグフード基礎知識10選
  3. ≫5.初級者も上級者も再確認して!うっかり犬に与えてはいけない食べもの35個

5.初級者も上級者も再確認して!うっかり犬に与えてはいけない食べもの35個

犬に与えてはいけない食べものとしてタマネギ・チョコレートなどが有名ですが、他にも身近な食材に危険は潜んでいます。うっかり与えてしまったり誤食させてしまうことのないよう、初心者飼い主さんもベテラン飼い主さんももう一度危険食材をしっかりチェックして事故を予防しましょう。

1〜13 犬に食べさせてはいけない野菜・果物

1 玉ねぎ 2 ネギ類

玉ねぎ

症状

胃腸障害、貧血、血尿、心拍数の上昇

メカニズム

アリルプロピルジスルファイドが赤血球を破壊し溶血性貧血やハインツ小体性貧血をを起こします。玉ねぎを煮込んだ料理を食べた場合も同様の症状を起こします。摂取した量によっては死亡する危険性もあります。

原因物質

アリルプロピルジスルファイド

3 レーズン・ブドウ

ブドウ

症状

摂取後2~3時間後から嘔吐・下痢・腹痛。3~5日後ぐらいから腎不全を起こし、重症の場合亡くなることもあります。

メカニズム

まだ詳細までは解明されていませんが、犬への有害性があることは証明されました。

4 アボカド

アボカド

症状

摂取後2~3時間後から嘔吐・下痢・腹痛。3~5日後ぐらいから腎不全を起こし、重症の場合亡くなることもあります。

メカニズム

嘔吐、下痢を含む胃腸炎。死亡することもあります。

原因物質

ペルジン

5 マカデミアナッツ

マカデミアナッツ

症状

脱力、嘔吐、高熱、ふるえ、筋硬直、心拍数の上昇

メカニズム

まだ詳細まで解明されていませんが、レーズンやブドウと同様に有害とされています。

6 ニンニク 7 ガーリックオイル 8 ガーリックパウダー

ニンニク

症状

胃腸障害、貧血、血尿、心拍数の上昇

メカニズム

アリルプロピルジスルファイドが赤血球を破壊し、溶血性貧血やハインツ小体性貧血をを起こします。玉ねぎを煮込んだ料理を食べた場合も同様の症状を起こします。摂取した量によっては死亡する危険性もあります。

原因物質

アリルプロピルジスルファイド

9 キノコ類

キノコ類

症状

肝障害、胃腸障害、神経症状、死亡

メカニズム

市販のキノコで問題になることはほぼありませんが、キノコ狩りなどで収穫した野生のキノコは注意してください。有害なキノコは無害なキノコのそばに生える傾向があります。野山を散歩中にうっかり食べてしまう事故にも気をつけてください。

10 ピーナッツ

ピーナッツ

症状

肥満、糖尿病、結石、腎疾患

メカニズム

マグネシウムを多く含むために、結石の原因になることがあります。また、脂肪を50%以上含み、肥満の原因になります。

原因物質

マグネシウム

11 ホウレンソウ

ホウレンソウ

症状

結石

メカニズム

ホウレンソウはシュウ酸を多く含みます。シュウ酸は灰汁(あく)に含まれる成分です。生で与えるのではなく、ゆでて灰汁を取るとシュウ酸は減量できます。

原因物質

シュウ酸

12 おから 13 繊維の多い野菜

おから

症状

下痢・便秘

メカニズム

肉食動物は野菜に含まれるセルロースを消化できないので、大量に摂取すると下痢を起こしします。適量であれば、脂肪の排泄など体に良い食材です。

原因物質

セルロース

14〜25 犬に食べさせてはいけない肉類・魚貝類・卵

14 生卵の白身部分

生卵の白身部分

症状

下痢、皮膚炎、結膜炎

メカニズム

卵白に含まれるアビジンがビオチン(ビタミンBの一種)を分解し、ビタミンB不足になります。加熱すれば問題ありません。

原因物質

アビジン

15 生の豚肉

生の豚肉

症状

体重減少、下痢、眼の障害

メカニズム

生の豚肉、加熱不十分の豚肉にはトキソプラズマという寄生虫が潜んでいる可能性があります。しっかり加熱すれば問題ありません。

原因物質

トキソプラズマ

16 青魚(サバ・イワシなど)

青魚(サバ・イワシなど)

症状

背中をなでると嫌がるようになったり、皮下にできものができ、痛みを伴います。長期にわたって青魚をたくさん食べると発症しやすくなります。

メカニズム

たくさん食べ過ぎると青魚の不飽和脂肪酸により、体内の脂肪が酸化し「黄色脂肪症」になります。青魚に含まれるDHA・EPAは健康に有効な成分ですが、偏食にならないように、必要な栄養素をまんべんなくとらせるように気をつけましょう。

原因物質

青魚の不飽和脂肪酸

17 イカ 18 タコ 19 カニ 20 エビなど

カニ

症状

食欲不振・嘔吐・痙攣・ふらつき

メカニズム

生の貝類や甲殻類を大量に摂取すると、チアミナーゼ(酵素)がビタミンB1を分解するため、ビタミンB1(チアミン)欠乏症を発症する恐れがあります。加熱すると酵素が分解されるので問題ありません。

原因物質

チアミナーゼ

21 レバー

レバー

症状

骨障害

メカニズム

レバーにはビタミンAがたくさん含まれています。ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、過剰摂取するとビタミン過剰症になります。ただし過食しなければ大きな問題にはなりません。

原因物質

ビタミンA

22 煮干し

煮干し

症状

血尿、尿路結石・膀胱結石

メカニズム

煮干しはマグネシウムを多く含むため、食べ続けると結石ができやすくなります。

原因物質

マグネシウム

23 鰹節 24 海苔

鰹節

症状

血尿、尿路結石・膀胱結石

メカニズム

鰹節や海苔にはマグネシウムが多く含まれています。多く取り過ぎると結石ができやすくなります。

原因物質

マグネシウム

25 鮮度の落ちた魚

鮮度の落ちた魚

症状

痒み・発赤・悪心

メカニズム

鮮度の落ちた魚を与えることはほぼないと思いますが、このような魚にはヒスタミンが多く含まれ、アレルギー症状を起こします。

原因物質

ヒスタミン

26〜35 犬に食べさせてはいけない食べもの・その他

26 チョコレート 27 ココアなど

チョコレート

症状

不整脈、頻脈、神経症状(痙攣、発作など)

メカニズム

カカオの成分のテオブロミンが中枢神経を刺激し神経症状が起こります。カカオ含有量の多いチョコレートほど少量の摂取で神経症状が出ます。

原因物質

テオブロミン

中毒量

体重1㎏あたりテオブロミンを88mg以上摂取すると危ないと言われています。チョコレート別のテオブロミン含有量は以下の通りです。
・ミルクチョコレート 155~233mg/100g中
・ダークチョコレート 1587mg/100g中
・ビターチョコレート・ココアパウダー・製菓用スイートチョコレート 529~2116mg/100g中
体重が3kgの犬の場合、ミルクチョコレートを1枚半食べると危ないと言えます。

28 鶏の骨 29 魚の骨

01

症状

嘔吐、胃腸障害、炎症

メカニズム

骨付きのから揚げの骨をかじると斜めに裂けたように折れます。魚の骨は先端がとがっています。このような尖ったものを飲み込んでしまうと、胃や食道、腸に刺さり穴があいてしまいます。「犬には骨」というイメージがありますが、与えてはいけません。

原因物質

30 キシリトール入りのガム 31 カロリーゼロ飲料,甘味料

キシリトール入りのガム

症状

血糖値低下、嘔吐、歩行困難、内出血、肝不全

メカニズム

甘味料のキシリトールはガムや、ダイエット飲料、料理用の甘味料としてよく使用されますが、血糖値が急降下してショック症状を起こすことがあります。

原因物質

キシリトール

中毒量

体重10kgの犬の場合、キシリトール入りのガム3枚で亡くなる場合もあります。

32 食物繊維

食物繊維

メカニズム

食物繊維が内服薬やサプリメントの成分を吸着して便とともに排泄してしまったり、吸収率が悪くなったりします。お薬の種類によっては、食後ではなく空腹時に飲む方が良いものもあります。

薬の例

ペニシリン系の抗生物質、テトラサイクリン系の抗生物質、フェノバルビタール(抗癲癇薬)など

33 牛乳

牛乳

症状

下痢、薬の効果が下がる

メカニズム

乳糖分解酵素を持っていない、又は働きが弱い場合は乳糖を含む牛乳を飲むと下痢をすることがあります。また、牛乳とお薬を一緒に飲むと牛乳のカルシウムと薬の成分が反応してお薬の効きが悪くなることがあります。

原因物質

カルシウム・乳糖

34 グレープフルーツジュース

アブラナ科植物(キャベツ、芽キャベツ、ブロッコリーなど)

症状

薬の効果が高まりすぎて副作用の危険がある

メカニズム

お薬の吸収を良くしすぎるため、お薬と同時に摂取することは避けてください。血液中のお薬の濃度が高くなりすぎて薬効の増大、副作用の増大を引き起こすことがあります。

35 アブラナ科植物(キャベツ、芽キャベツ、ブロッコリーなど)

アブラナ科植物(キャベツ、芽キャベツ、ブロッコリーなど)

症状

薬の効果が下がる

メカニズム

キャベツ、芽キャベツ、ブロッコリーに含まれる植物インドール化合物は肝臓の薬物酵素活性を活発にさせ、お薬の体内利用率を低くします。

原因物質

植物インドール化合物

まとめ

私たち人間にとっては健康的でおいしい食材でも、犬にとっては有害になる食べものが、身近なものだけでも35個もありました。ただちに中毒症状を引き起こす危険な食材を絶対に与えないよう徹底するだけでなく、調理方法によって危険性があったり、薬との飲み合わせに影響があったりするものも折に触れて確認が必要です。

「体によさそう」のイメージだけで安易に人間の食べものを与えないという姿勢が最も大切ですね。

【あわせてよく読まれている記事】