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6.すすんで選ぼう!安心ドッグフードが使用している原料と人気の成分

ドッグフードを購入する時に何に気をつければよいのでしょうか?

店頭や通販・・・市場にはたくさんのドッグフードがあり、どれもよさそうに見えて選ぶのに困ることはありませんか?ドッグフードを選ぶときにぜひ見てもらいたいポイントについてお話していきます。

ドッグフードのパッケージ

ドッグフードの袋には色々な情報が書かれています。
 ① どのライフステージ用なのか?
 ② 味
 ③ 量
 ④ 原料、含有量
 ⑤ 製造者
 ⑥ 給与量
 ⑦ その他
この中で特に注目してほしいのが④の原料、含有量です。

ドッグフードのラベルの読み方

ドッグフードの裏面には、ドッグフードの内容について説明した表示があります。これは、農林水産省・環境省の「愛がん動物飼料の成分規格等に関する省令」で「表示の基準」が決められているものです。「表示の基準」では、

  • ペットフードの名称
  • 原材料名
  • 賞味期限
  • 製造業者または販売業者名および住所
  • 原産国名

を表示しなければならないと定められています。一般的な表示例をあげてみましょう。

成犬用総合栄養食

  1. 内容量:10kg
  2. 与え方:成犬体重1kgあたり1日○○gを目安として、1日の給与量を2回以上に分けて与えてください。
  3. 賞味期限:袋の底に年月で印字 (最初の4ケタが西暦年、次の2ケタが月)
  4. 原材料名:穀類(とうもろこし、小麦)、肉類 (ビーフ、チキン)、野菜類(ほうれん草、にんじん)、ミネラル類(P、Ca)、ビタミン類(A、B、C)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
  5. 成分:粗タンパク18%以上、粗脂肪5%以上、 粗繊維質5%以下、粗灰分8%以下、 水分12%以下
  6. 原産国名:日本
  7. 製造者:ABCペットフード株式会社 〒100-0000 東京都千代田区○○町1-2-3

原材料の表示順の読み方

原材料名の表記には決まりがあり、含まれる量が多い順に記載されています。上の表示では、穀類が最も多く、その中でもとうもろこしが最も多く含まれているということになります。

成分の「粗○○」って何?

次に成分ですが、粗タンパク、粗脂肪、粗繊維質、粗灰分とあります。粗タンパクとタンパクはどこが違うのでしょうか?

粗タンパクとは、タンパク質以外にタンパク質から発生するアミノ酸やアミン類も測定されたものをいいます。粗脂肪は、脂肪に溶解しているビタミンや他の成分も測定されたものです。また、粗線維はケラチン等も測定され、粗灰分はミネラルとその酸化物も含んでいます。

給餌量の読み方

給餌量は体重別の一覧表になっている場合もありますが、一日に必要なカロリー数または一日に必要な給餌量(g)が記載されています。一日に必要な量が記載されていますので、2回に分けてあげる場合は記載量の半分にしてください。

安心・安全・良質なドッグフードはどんなもの?

総合栄養食であること

まず、「総合栄養食」と書かれているかどうかを確認してください。


これは、そのドッグフードと水だけで、十分健康に生活していくために必要な栄養素が整っているドッグフードのことです。いわゆるおやつは「間食」と表記されています。そのほかに「一般食・栄養補完食・カロリー補給食・副食・サプリメント・特別療法食など」があります。

総合栄養食は、犬にとって必要な栄養素がバランスよく入っているドッグフードです。栄養素の過不足がないので安心して与えることができます。

成分表示が明確であること:「ミール」と書かれているものは避けよう!

もう少し細かく、成分表示を見てみましょう。


「チキンミール」「チキンエキス」などの表示があるドッグフードがあります。これは、いったい何のことなのでしょうか?

チキンミール:別名 鶏副産物
鶏の内臓、頭、足、羽、骨などの一般に食用として食肉加工された時に出る、廃棄部位を集めたものを指します。
チキンエキス:鶏の生肉製造工程において発生した鶏の骨または脂肪を濃縮したもの
チキンミール以外にもミートミールなどありますが、ミールとはつまり廃棄部位を集めたもののことと同じ意味です。廃棄部位なのでこれが含まれているドッグフードは安心・安全してお勧めしにくい商品です。

また、動物性脂肪、動物性油脂と表記されているものもあります。動物性と書かれていますが、どの動物かは不明です。つまり、どんな動物でも可能ということになります。また、このような脂肪や油脂には酸化防止剤が使用されています。酸化防止剤の中には発がん性物質もあります。良質のドッグフードであれば動物の種類が明記されています。

つまり、使用されている肉や油脂の名称が記載されているドッグフードが安心なドッグフードと言えます。例えば、「ラム肉」・「ラム乾燥肉」・「ラム精製油」などの表記のあるドッグフードは安心です。人間が食べるグレードの肉を「ヒューマングレードのドッグフード」と言い、もっとも安心と言えます。

穀類が多く含まれているドッグフードは避けよう

犬はデンプンを分解する唾液アミラーゼを持っていません。つまり、デンプンを多く含む穀類は苦手なのです。


ところが、ドッグフードの原料として一番多く含まれていることが多いのです。炭水化物源として安価なトウモロコシなどの穀類はお勧めできません。

また、「GI値」という言葉があります。GIとはグリセミック・インデックスの略で、食後血糖値の上昇度を示す指標の事です。GIが高い原料は、一気に血糖値を上昇させるため、血糖の処理に多量のインスリンが分泌され、インスリン分泌が追いつかなくなることがあります。逆にGIが低い原料では、血糖の上昇が穏やかなので、インスリンも分泌しすぎず、糖は速やかに吸収されていきます。

つまり、トウモロコシなどの穀類ではなく、低GIのサツマイモなどが使用されているドッグフードは安心して選ぶことができます。このように穀類を使用していないドッグフードは「グレインフリーフード」と呼ばれます。

高齢の犬はDHA・EPA配合に注目して選ぶ

DHAはドコサヘキサエン酸の略、EPAはエイコサペンタエン酸の略です。どちらも背の青い魚に多く含まれている脂肪酸です。脳の活性化に役立つと言われていて、痴呆の防止に役立つため高齢の犬たちに向いていると言えるでしょう。

より健康に、より元気に暮らすためのサプリメントの選び方

犬用のサプリメント、何をどのような目的で使えばよいのでしょうか?犬のサプリメントとしてよく使用されるものをピックアップしました。

成分名 効果・効能
グルコサミン・コンドロイチン グルコサミンはエビやカニの甲羅にたくさん含まれている成分です。加齢とともに減少し、火地上生活で取り込むことが非常に難しい成分です。コンドロイチンは関節に存在する弾力成分で、関節などに含まれるが加齢とともに減少します。グルコサミンとコンドロイチンは同時に摂取することで関節への働きが強まります。
亜麻仁油 オメガ3脂肪酸。魚油よりも亜麻仁油の方がオメガ3含有量は多い。亜麻仁油には抗ガン作用があると言われています。皮膚や被毛の状態を改善します。また、血液をサラサラにする作用もあります。
DHA・EPA DHAはドコサヘキサエン酸、EPAはエイコサペンタエン酸の略。青魚に多く含まれる脂肪酸。生活習慣病の改善や、認知症に効果があると言われています。
ビフィズス菌 腸は最大の免疫器官です。腸がいかに健康かによって体調が左右されます。腸内環境を正常に保ち、必要な栄養素をしっかり吸収していくためによいビフィズス菌が必要です。また、腸内で悪影響を与える菌の増殖も抑えます。
ブルーベリー・ルテイン ブルーベリーには抗酸化作用のあるβ―カロテン、ビタミンE、ビタミンCが含まれています。抗酸化作用があるので、体内の活性酸素を減らし、老化を防止してくれます。残念ながら視力回復効果はありませんが、視力低下を遅らせる効果はあると言われています。
ルテインは植物の緑葉、マリーゴールドなどの黄色花の花弁、果実など自然界に広く存在するカロテノイドの一種です。また、眼の黄斑部色素の一種で、抗酸化作用を持ちます。白内障の進行を遅らせる作用を持ちます。
ビタミン類 ビタミン類のサプリメントは沢山あります。
ビタミンB:皮膚や粘膜の健康維持、特にビタミンB12は末梢神経の働きを活発にしたり、赤血球の形成を助けます。
ビタミンC:皮膚や粘膜の健康維持、抗酸化作用。
ビタミンE:抗酸化作用を持ち、老化の進行を遅らせる作用があります。
ビタミンD:腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける。
クランベリーエキス 膀胱炎の治療を助けます。クランベリーにはプロアントシアニジンとキナ酸が含まれています。プロアントシアニジンには抗菌・抗ウイルス・抗酸化作用があります。キナ酸は尿のpHバランスを酸性化し、細菌の増殖を防ぐ作用があります。膀胱内での細菌増殖を抑制したり、アルカリ性に傾いた尿を酸性化していく作用があります。
コラーゲン・エラスチン コラーゲン:魚のうろこなどの魚由来のものが多いです。コラーゲンは体の中に含まれるたんぱく質で細胞のつなぎ役をしています。骨に弾力性を持たせたり、皮膚のハリを保ちます。
エラスチン:コラーゲンを支える線維で弾性線維とも呼ばれます。血管や皮膚に含まれますが年齢とともに減少します。毛艶を良くする働きがあります。
ミレットエキス イネ科キビ属。ミレットエキスには、タンパク質、必須アミノ酸の一種であるシスチン、微量ミネラルのケイ素などが含まれ 育毛に必要な栄養素が豊富に含まれているため毛艶を良くする働きがあります。
カルシウム ドッグフードにプラスして肉類や魚類を少しでも与えているとリンが多くなってしまいます。リンとカルシウムの比率が悪くなると骨に異常をきたします。カルシウムを補給することで、リンとのバランスを整え骨を丈夫にします。

まとめ

近年、ドッグフードの種類のバリエーションはどんどん豊富になり、また品質の高いもの・安心なものもどんどん増えている一方で、知らぬ間に与えてはいけない低品質なものも存在しています。

犬の体質や目的によってドッグフードを選べる時代ですので、飼い主が正しい知識をつけて、「うちの子に合ったフード選び」をしてあげるのがベストですね。

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