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7.ドッグフードの原材料を調査 ~その原料っていったい何?

原材料について調査しました 獣医に聞いてきました
ドッグフードを選ぶときにできるだけ安心・安全で高品質なものを選びたいのですが、どこで見分ければよいのでしょうか?

原材料の表示の中には「これはなんだろう?」と思うような表記もあります。添加物もたくさん含まれている場合があります。

この記事では、原材料が一体どういったものなのかを調査し、まとめています。

副産物

人間が食用にしない部位、つまり廃棄する部位を指しています。

具体的には、内臓、頭、足、羽根、骨、ひづめなど、人間であればとても食べられない部位のことです。

肉類副産物、家禽類副産物、鶏副産物、魚類副産物、肝臓線粉、動物性肝臓消化物、乾燥レバー消化物、魚粉、あらびき粉、骨粉(ボーンミール)などがこれにあたります。

副産物には飼育段階で使用されたホルモン剤や抗生物質などが蓄積している場合もあります。

副産物であっても、良質な副産物を使用していれば問題はありません。

肉類

「肉類」にはどのような動物の肉が入っているかわかりません。

良質で安心なドッグフードには、「チキン」「ラム肉」など、何の動物の肉を使ったかがしっかりと表記されているものです。

動物性脂肪

腐敗しやすく、ワンちゃんの体内でガスを発生させやすいものです。鼓腸症やがんの原因になります。

劣化が激しいのでエトキシキンを添加している可能性があります。

鶏脂肪、鶏肉油脂、家禽脂肪、羊脂肪、家畜脂肪、チキンオイルなどが含まれます。

4Dミート

「4Dミート」という言葉を聞いたことがありますか?4Dの「D」は次を意味する英単語の頭文字です。

一般的に原材料に4Dミートとは記載しません。しかし、明確に記載されていない副産物や肉類に含まれている可能性があります。

英単語 日本語
Dead 死骸
Diseased 病気になった
Dying 死にかけの
Disabled 障害がある

このような動物の肉を「4Dミート」と言います。

4Dミートは、人間の食べ物としての使用は禁止されています。しかし、ドッグフードは規制がない為、これらが使用されている可能性もあります。

これは、USDA(米国農務省)の食肉分類に基づく肉のグレードの最下層に位置する劣悪な品質の肉のことです。
USDAでは、肉のグレードを次のように9段階に分けています。

グレード 内容
1.プライム 霜降りなどの最もおいしい肉
2.チョイス 霜降りだがプライムよりも下のグレード
3.グレードA 標準的な柔らかさで、一般的によく食べる肉
4.コマーシャル 挽肉用のグレード。加熱した方が良いとされる。
5.ユーティリティ サンドイッチやホットドッグなどの加工食品用。
6.カッティング 主に缶詰用。食用としての最低グレード
7.アザ―ユース 人間用の食材としての使用を禁止。
8.グレードD 3Dミート。(死骸、病気、死にかけの動物の肉)
9.グレードD 4Dミート。


添加物

添加物とは、酸化防止剤や、防カビ剤、保存料、着色料などの総称です。

一般的に無添加が良いとされていますが、加工されて作られたものは、そこから腐敗が始まるため、長期で保存するためにも、輸送中の腐敗を防ぐためにも添加物は必要になります。

ただ、その内容が、自然由来のものなのか、科学的に合成されたものなのかが重要です。

特に危険といわれている原材料についてまとめました。

危険視されている添加物 一覧

添加物の名称 使用目的と危険性
プロピレングリコール プロピレングリコールは保湿、制菌作用などの目的で使用されます。半生フードに多く添加されています。犬に与えた場合は大きな問題はないと言われていますが、猫の場合赤血球に変性が起きるという報告がありますので、慎重になる方が良いでしょう。
エトキシキン 酸化防止剤でビタミンEよりも抗酸化能力は高いと言われています。日本では飼料への添加は認めらていますが、人間の口に入るものへの添加は認めらていません
ブチルヒドロキシアニソール(BHA) ブチルヒドロキシアニソールは主に酸化防止を目的に使用される食品添加物です。魚介冷凍品、鯨冷凍品、チューイングガム、バター、魚介塩干品、乾燥裏ごしイモなどに使用されています。発がん性について様々な意見がある添加物ですが、アメリカでの実験で、膀胱がんや甲状腺がんを誘発する危険性を否定できないと報告されています。
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT) ジブチルヒドロキシトルエンは抗酸化剤として食品添加物として用いられます。また、化粧品・ボディーソープ・医薬品・ゴム・石油製品にも使用され、またエンバーミング剤としても使用されます。発がん性は確認されていませんが、変異原性は認められており、催奇形性の疑いもあるので、食品へのBHTの添加は問題があるのではないかとの指摘があります。
亜硝酸ナトリウム 保存料、または赤色色素剤としてとして用いられます。肉の色素と反応して赤色に発色し、また肉の黒変を防ぐためによく用いられます。また、魚肉や、食肉に多く含まれるアミンと化学反応を起こし、ニトロソアミンという強力な発がん物質が生じます。
ソルビン酸カリウム ナナカマドの果汁から発見された天然に存在する物質で、保存料として使用されます。練り製品やハム・ソーセージなどに使用されます。細菌やカビの増殖を抑えて食品の腐敗を防ぎます。試験管内の実験では変異原性があることが報告されています。
グリシリジン・アンモニエート 甘味料の一種です。飼料用、ドッグフードには使用されますが人間用で使用されることはありません。
赤色3号 発がん性、妊娠率の低下、じんましんなどが報告されていてアメリカでは使用禁止になっている着色料です。赤色着色料は数種類ありますが、中でも危険度が高い着色料です。
赤色102号 じんましん、赤血球の減少(貧血)が起こります。
赤色105号 発がん性、成長不良、肝臓・腎臓に障害が発生します。海外では使用が認められていません。
赤色40号 食用タール色素に分類されます。一部の着色料・保存料と同時に摂取すると行動異常が起こる可能性があります。発がん性の疑いがあります。
黄色5号 アレルギー、発がん性、消化器症状が起こる可能性が大きい成分。医薬品、食品などの着色料として認可されています。

コーン(とうもろこし)、コーンミール、コーンフラワー

安価なフードに使われることの多い原料です。ワンちゃんは消化吸収しにくい食品のため、負担になります。

コーンミールはトウモロコシを穂軸も含めて、まるごと引いたもののことです。こちらも消化吸収しにくく負担になります。

トウモロコシは、アレルギーになりやすい食品なので、なるべく含まれていない方が好ましいです。

コーングルテン、コーングルテンミール

コーングルテンや、コーングルテンミールは、トウモロコシから、でんぷんを取り除いたものです。

コーンシロップやコーンスターチを作った副産物です。

コーンよりは消化吸収がしやすくなっています。

ビートパルプ

ビートとは、砂糖ダイコンです。これを絞った搾りかすを固めて粒状にしたものです。食物戦が豊富に含まれています。

トコフェロール

ビタミンEを指します。抗酸化作用があるので、脂肪の酸化を防ぐ働きをします。

ローズマリーオイル

抗酸化作用があります。老化防止効果もあるといわれている成分です。

ユッカ抽出物

ユッカという植物の幹から、抗炎症作用のあるステロイドサポニンを抽出したもの。血行促進、組織の修復、悪化の予防効果があります。アレルギーの炎症作用もあります。

ユッカ、ユッカエキスも同様の作用があります。

亜麻仁

オメガ3脂肪酸を含む食物です。オメガ3脂肪酸は必須脂肪酸の一つです。

オートミール

食物繊維と、鉄分が豊富に含まれています。

オリゴ糖

便秘や下痢の改善に効果的な食品です。腸内環境を整え善玉菌を増やす働きをしてくれます。免疫力のアップにも効果的です。

グルコサミン

エビやカニの殻に含まれる成分です。関節の働きをよくしてくれます。

同じく関節に良い成分としてコンドロイチンや、メチルスルフォニルメタン(MSM)があります。

魚油

オメガ3脂肪酸のDHA・EPAが含まれています。
脳の働きをよくする効果があります。

ホエー

乳清とも呼ばれます。チーズの製造過程で凝乳部分を取り除いた液体のことです。



参考文献:岡本真一路「食べてはいけない!ペットフード大解剖 愛犬篇」



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