1. ホーム
  2. 愛犬家の必修科目!ドッグフード基礎知識10選
  3. ≫7.知らなかったでは済みません!食べ続けると危険!ドッグフードの添加物や粗悪原料の害… 適正価格はいくら?

7.知らなかったでは済みません!食べ続けると危険!ドッグフードの添加物や粗悪原料の害… 適正価格はいくら?

ドッグフードを選ぶときにできるだけ安心・安全で高品質なものを選びたいのですが、どこで見分ければよいのでしょうか?原材料の表示の中には「これはなんだろう?」と思うような表記もあります。添加物もたくさん含まれている場合があります。何をチェックしていけばよいのか、一緒に考えていきましょう。

ドッグフードの原材料表示でわかる、安心フード・悪いフードの違い

次の2つの原材料表示を見てください。

ドッグフードA

骨抜きチキン、乾燥チキン、サツマイモ、エンドウ豆ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂、乾燥全卵、ビタミン、グルコサミン (以下略)

ドッグフードB

穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、ふすま)、肉類(チキンミール、チキンエキスパウダー)動物性油脂、脱脂大豆、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー)、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)ミネラル類、ビタミン類、着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス) (以下略)

このAとBのドッグフード、どちらを購入しますか?

もっとも簡単な見分け方は、わからない言葉が少ない方が良いドッグフードだと言うことです。つまり、原材料のシンプルなAのドッグフードの方が安心だと言えます。

しかし、これではまだまだ不安だと思います。もう少し細かく見ていきましょう。

ポイント1:副産物・肉類・粉 は危険な表記です

ドッグフードの表記を見るときに「副産物・肉類・粉」が入っていると危険!と思いましょう。

「副産物」とは?

まず、「副産物とは肉以外の部分のことです。焼き肉などのホルモンも確かに肉以外の部分ですが、ドッグフードでいう副産物は、人間が食用にしない部位、つまり廃棄する部位を指しています。具体的には、内臓、頭、足、羽根、骨、ひづめなど、人間であればとても食べられない部位のことです。

「肉類」とは?

また、「肉類」にはどのような動物の肉が入っているかわかりません。良質で安心なドッグフードには、「チキン」「ラム肉」など、何の動物の肉を使ったかがしっかりと表記されているものです。この観点から見ても、ドッグフードAが安全だということがわかります。

「4Dミート」という言葉を聞いたことがありますか?4Dの「D」は次を意味する英単語の頭文字です。

英単語 日本語
Dead 死骸
Diseased 病気になった
Dying 死にかけの
Disabled 障害がある

このような動物の肉を「4Dミート」と言います。

4Dミートとは、USDA(米国農務省)の食肉分類に基づく肉のグレードの最下層に位置する劣悪な品質の肉のことです。USDAでは、肉のグレードを次のように9段階に分けています。

グレード 内容
1.プライム 霜降りなどの最もおいしい肉
2.チョイス 霜降りだがプライムよりも下のグレード
3.グレードA 標準的な柔らかさで、一般的によく食べる肉
4.コマーシャル 挽肉用のグレード。加熱した方が良いとされる。
5.ユーティリティ サンドイッチやホットドッグなどの加工食品用。
6.カッティング 主に缶詰用。食用としての最低グレード
7.アザ―ユース 人間用の食材としての使用を禁止。
8.グレードD いわゆる3Dミート。(死骸、病気、死にかけの動物の肉)
9.グレードD いわゆる4Dミート。

4Dミートがいかにひどい肉か想像がつくでしょうか?安価なドッグフードで「副産物」の表記があった場合は、このような劣悪な肉が使用されてしまっているのです。

「副産物」の例:チキンミールの正体は…

例を挙げてみましょう。チキンミールとはどのようなものでしょうか?

チキンミール:別名 鶏副産物
鶏の内臓、頭、足、羽、骨などの一般に食用として食肉加工された時に出る、廃棄部位を集めたものを指します。

肉の品質の見分け方 まとめ

ドッグフードを選ぶうえでの1つ目のポイントは、「~ミール」「肉類」の表示には要注意であるということです。何の肉であるか明記されているものを選びましょう。


また、ドッグフードには次のような安全基準があります。

  • SAI GLOBAL
  • FAD(食品医薬品局)
  • AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)
  • ペット・フード・オブ・ザ・イヤー など

ペット・フード・オブ・ザ・イヤーは、グリミックリサーチ研究所が総合的に最も健康的なペットフードに与える国際的な賞です。厳しい基準の審査を受け、優れたドッグフードに送られます。これら品質基準や受賞歴も、ドッグフードを選択するうえで重要な項目になります。

ポイント2:危険な添加物の見分け方

もう一度、ドッグフードAとBを見比べてみましょう。

ドッグフードA

骨抜きチキン、乾燥チキン、サツマイモ、エンドウ豆ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂、乾燥全卵、ビタミン、グルコサミン (以下略)

ドッグフードB

穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、ふすま)、肉類(チキンミール、チキンエキスパウダー)動物性油脂、脱脂大豆、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー)、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)ミネラル類、ビタミン類、着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス) (以下略)

Bのドッグフードには、着色料、保存料が表記されています。いわゆる添加物と呼ばれるものですが、どのような添加物が危険なのでしょうか?「この成分名を見かけたら危険!」と言われているものを一覧にしました。

添加物の名称 使用目的と危険性
プロピレングリコール プロピレングリコールは保湿、制菌作用などの目的で使用されます。半生フードに多く添加されています。犬に与えた場合は大きな問題はないと言われていますが、猫の場合赤血球に変性が起きるという報告がありますので、慎重になる方が良いでしょう。
エトキシキン 酸化防止剤でビタミンEよりも抗酸化能力は高いと言われています。日本では飼料への添加は認めらていますが、人間の口に入るものへの添加は認めらていません
ブチルヒドロキシアニソール(BHA) ブチルヒドロキシアニソールは主に酸化防止を目的に使用される食品添加物です。魚介冷凍品、鯨冷凍品、チューイングガム、バター、魚介塩干品、乾燥裏ごしイモなどに使用されています。発がん性について様々な意見がある添加物ですが、アメリカでの実験で、膀胱がんや甲状腺がんを誘発する危険性を否定できないと報告されています。
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT) ジブチルヒドロキシトルエンは抗酸化剤として食品添加物として用いられます。また、化粧品・ボディーソープ・医薬品・ゴム・石油製品にも使用され、またエンバーミング剤としても使用されます。発がん性は確認されていませんが、変異原性は認められており、催奇形性の疑いもあるので、食品へのBHTの添加は問題があるのではないかとの指摘があります。
亜硝酸ナトリウム 保存料、または赤色色素剤としてとして用いられます。肉の色素と反応して赤色に発色し、また肉の黒変を防ぐためによく用いられます。また、魚肉や、食肉に多く含まれるアミンと化学反応を起こし、ニトロソアミンという強力な発がん物質が生じます。
ソルビン酸カリウム ナナカマドの果汁から発見された天然に存在する物質で、保存料として使用されます。練り製品やハム・ソーセージなどに使用されます。細菌やカビの増殖を抑えて食品の腐敗を防ぎます。試験管内の実験では変異原性があることが報告されています。
グリシリジン・アンモニエート 甘味料の一種です。飼料用、ドッグフードには使用されますが人間用で使用されることはありません。
赤色3号 発がん性、妊娠率の低下、じんましんなどが報告されていてアメリカでは使用禁止になっている着色料です。赤色着色料は数種類ありますが、中でも危険度が高い着色料です。
赤色102号 じんましん、赤血球の減少(貧血)が起こります。
赤色105号 発がん性、成長不良、肝臓・腎臓に障害が発生します。海外では使用が認められていません。
赤色40号 食用タール色素に分類されます。一部の着色料・保存料と同時に摂取すると行動異常が起こる可能性があります。発がん性の疑いがあります。
黄色5号 アレルギー、発がん性、消化器症状が起こる可能性が大きい成分。医薬品、食品などの着色料として認可されています。

ドッグフードBには「赤色102号」と「黄色5号」が使用されているので、長期にわたって食べ続けるとアレルギー症状やがんの発症、貧血が起こってしまう可能性があります。

添加物が含まれていないものを選ぶ

このように、着色料や保存料の中には発がん性や毒性が懸念されるものがありますので、できるだけ添加物の使われていないものを選ぶ方が良いでしょう。また、添加物がアレルギーやアトピーの原因ではないかともいわれています。安全なドッグフードを選ぶポイントの2つ目は、できるだけ添加物が含まれていないものを選ぶことです。

10kg2000円の格安ドッグフードは家計には大助かりだけど… 食べさせて大丈夫?

店頭でドッグフードを探すと、10kgで2000円くらいのドッグフードがあります。家計的には安ければ安いほど助かってしまいますし、有名メーカーが生産しているものなら間違いないはずだと考えてしまいます。しかし、はたしてこの価格帯のドッグフードは安全なのでしょうか?

見分け方は簡単です。そのドッグフードが100gいくらか計算し、人間用の食肉の価格と比較してみてください。

10kg2000円のドッグフードは、1kg200円、つまり100gでは20円です。スーパーの店頭にある、私たち飼い主が人間用に購入する豚肉や鶏肉、ましてや牛肉で、この金額のものが存在するでしょうか?また、存在したとして購入しますか?「安すぎてこわい」というのが普通の感覚だと思います。

この考えをドッグフードに当てはめると、大体どのくらいの金額のドッグフードなら安心して購入できるかわかりやすいと思います。

100g換算で人間用の食肉と価格帯の近いものが安心

100g200円ぐらいのドッグフードなら安心して購入できます。つまり、2kgで4000円程度が適正価格ということです。

お話してきたドッグフード購入の3ポイントをしっかり押さえて選ぶようにしてください。

【あわせてよく読まれている記事】