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9.ローテーションは必要?正しいドッグフードの使い分け方法

ドッグフードにはドライ、ウエット様々なものがあります。年齢別、犬種別、機能別ほかにも様々な種類があり、何を選んだらよいのか悩んでしまいますよね。

どのタイミングで変えるのがいい?
同じものを続ける方がいい?

ドッグフードの種類を比較しながら、選び方を一緒に考えていきましょう。

ドッグフードのバリエーション

まず、ドッグフードを様々な用途から分類してみると、現在市場には次のようなものが販売されています。

  1. 形状 : ドライ、セミドライ、ウエット、冷凍、フリーズドライ、プレミックス
  2. 年齢別: パピー(子犬)、アダルト(成犬)、シニア(高齢)
  3. 犬種別: 各犬種別
  4. 症状別: 療法食

形状から見た使い分け方法

ドッグフードの形状には様々な種類がありますが、形状ごとに違うのは「食感」「におい」「見た目」です。硬く歯ごたえを重視するなら、ドライフードが向いています。柔らかく、舌触りと、喉越しが良いのは水分含量が多いウエットです。臭いを重視するならばウエットです。口腔内環境を重視するならば口の中にドッグフードの残渣が残りにくいドライフードです。

このように、何を重視するかによって形状の選択は変わっていきます。

ドッグフードを変えた方がいい場合

変更の場合はどうでしょうか? 「今まで食べていたものを食べなくなってきたので、このままでいいのだろうか?」という場合です。

例えば、ドライのドッグフードをずっと食べていたが、食べにくそうにしている。このようなケースはよくあります。歯石の付着がひどければ歯がぐらぐらして硬いものは歯に当たって痛くて食べにくい可能性が高いです。この場合には、ドライより柔らかい、セミドライやウエットに変更した方が良いでしょう。

年齢から見た使い分け方法

次に年齢別のドッグフードですが、それぞれ何が異なるのでしょうか? 表にまとめてみました。

年齢 年齢別ドッグフードの特徴
パピー(子犬) 体の維持だけでなく、成長のためにもエネルギーを必要とするので高カロリー、高栄養素になっています。タンパク質含量も多くなっています。成長のためにカロリーを多く必要としますが、胃が小さくたくさん食べることができないので、1g当たりのエネルギー量を高くしています。そのために脂肪含量が多くなっています。
アダルト(成犬) 成長後の維持期間に入りますので、パピー用のドッグフードより1gあたりのエネルギー量は少なくなります。
シニア(高齢犬・老齢犬) 高齢になると活動量が低下し、基礎代謝率や筋肉量も減少するため、エネルギー要求量も少なくなります。シニア用ドッグフードはエネルギーや脂肪含有量を抑えて作られています。タンパク質量も腎臓の機能に配慮して低くなっています。関節疾患などに配慮してコンドロイチン・グルコサミンが含有されているもの、抗酸化作用の強化のためにビタミンEやβ―カロテンが強化されているドッグフードもあります。

最近、全年齢・全犬種対応のフードがあります。便利なフードなのですが、年齢によって必要とする栄養バランスが異なります。パピーとシニアで栄養要求が大きく違うのは必要タンパク質の量です。

ドッグフードの成分表を確認すると、
タンパク質: パピー 22  シニア 18 
脂肪   : パピー 8.0 シニア 5.0
とずいぶん違います。よく比較確認して購入することをお勧めします。

症状から見た使い分け方法

症状別のドッグフードは「療法食」と言われ、病気の犬専用に作られているドッグフードを療法食と言います。アレルギー用、心臓用、肝臓用、消化器用、腎臓用、病中病後用、泌尿器用などがあります。

アレルギー用のドッグフードは、タンパク質に工夫がなされているものが多く、種類も豊富です。今までに遭遇したことのないタンパク質(カぺリン、シカ肉、バイソンなど)を使用しているものが多いですが、どれを選んだら間違いないのでしょうか?まずは、先にアレルギー検査を受け、避けなければいけない原因を特定することをお勧めします。

フードの切り替えはした方が良いのでしょうか?

ずっと食べているドッグフード。でも、急に食べなくなってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか? 今食べているフードに何らかの工夫をして食べさせるのもよいでしょう。また、違うフードに変更するのもよいと思います。「味」「におい」「粒の大きさ」などを見て変更していきます。

特に偏食気味の犬たちは問題です。ではなぜ偏食になってしまったのでしょうか?偏食の原因ですが、一般的に離乳直後口にした食べものの味覚がその後の嗜好を決定づけると言われています。偏食にならないためにも、この時期に、色々な味に慣れておくことが大切なことです。

また、食べなくなったからと言って次々のドッグフードを変更するのも決して良いことではありません。犬は、おいしいものを待っているのです。ですから、食べなくなったからと言って次々変更すると、最終的には食べるものがなくなってしまいます。

また、むやみやたらにフードの変更を続けると様々な負担を強いることにもなりかねません。例えば、変更することでタンパク質の種類が変わったり、その他の含有栄養素や添加物が変わります。変わることで、消化器に負担がかかり嘔吐や下痢の原因になることがあります。
 
しかし、皮膚のアレルギーの犬は例外です。アレルギー検査を行った結果、鶏肉にアレルギー反応が出たとします。鶏肉がダメなので、他の肉なら良いと解釈できます。その場合には馬・牛・豚 などをローテーションしていく方法があります。

手軽だという理由で牛にした場合、次回アレルギー検査を行った結果、牛にアレルギー反応が出ていることもあります。このようなケースを防ぐためには食べ物は(特に筋肉)ローテーションし、食べものに対する抗体を作らせないことが大切です。

まとめ

ドッグフードには、様々な種類があります。グレードも様々です。しかし、次々にドッグフードの変更を繰り返すのは、アレルギーを発症している場合を除き、犬の体に負担をかけるため避けるべきです。しっかり原材料の確認をし、長く付き合える信頼できるドッグフードを見つけてください。

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