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10. その症状!?ドッグフードが原因かも! ~ドッグフードが合っていない時に生じがちな症状と対策

その症状?!ドッグフードのせい? 獣医に聞いてきました
涙やけ、毛並み、下痢、愛犬の気になる臭いなど、犬を飼う上で色んな症状やトラブルはつきもの。悩んでいる飼い主さんも多いようです。

犬はしゃべれない分、愛犬の様子がいつもと違うだけで不安になりますよね。

実はこのような症状に、ドッグフードが関係していることがあるのです!

ワンちゃんに多い症状やトラブルの原因と対策をご解説します。

【症状①】涙やけ・目やに

涙やけ・目やに涙やけは鼻涙管のつまりが原因です。

先天性もありますが、後天性であることがほとんどです。

鼻涙管とは目頭付近の眼瞼にある鼻涙管の開口部(涙点)から鼻の奥に涙が流れていくための管です。

この管が何らかの原因で細くなる、又は詰まると涙が顔面表面にあふれます。

溢れた涙が毛に付着し乾くにつれ茶色く変色します。茶色い成分はタンパク質であることが多いです。

もしもドッグフードが合っていないとすれば、ドッグフードに含まれるたんぱく質が原因であることが多いです。

▶ 【涙やけ・目やに】おすすめのドッグフードの選び方詳細はこちら

【症状②】体臭

体臭体臭は、皮膚の汗腺や皮脂腺から分泌される分泌物の臭気と定義されています。

ただし、動物には人間と同様の汗腺はありませんので、皮脂腺からの分泌物の臭気が体臭の原因となります。タンパク質は分解されるとアンモニアやアミンなどになり、体臭や多くの疾患の原因になります。

ドッグフードを選ぶときに、臭いの元になるタンパク質(動物性タンパクや脂肪)を控えると体臭は減っていきます。

▶ 【体臭】おすすめのドッグフードの選び方詳細はこちら

【症状③】口臭・歯周病

口臭・歯周病口臭の原因は多くの場合、歯周病や歯石の付着です。

歯に付着したドッグフードのカスと口の中の常在菌が反応して歯垢になり、歯垢とドッグフード中のカルシウムが反応し、歯石が形成され、歯に付着します。

この歯石が歯肉と歯の間にどんどんたまり、歯周病が悪化していきます。

歯石も歯垢も細菌の塊なので、これが口臭の原因になります。

歯垢の始まりであるドッグフードの歯への付着は、ドライフードよりウエットフードの方がはるかに多く、糖分や油分の多いウエットフードではさらに歯石の原因になります。

▶ 【口臭】おすすめのドッグフードの選び方詳細はこちら
▶ 【歯のトラブル】おすすめのドッグフードの選び方詳細はこちら

【症状④】アレルギー

アレルギー生活していくうえで環境中にあるものに対して過剰に反応してしまい、激しい拒否反応を起こしている状態をアレルギーと言います。

食事アレルギー、環境に対するアレルギー(花粉、ダニ、カビなど)などがあります。

ドッグフードに対して起こすアレルギーは、タンパク質に対するアレルギーが多く報告されていますが、最近は野菜や果物に対するアレルギー反応も多く報告されています。

▶ 【アレルギー】おすすめのドッグフードの選び方詳細はこちら

【症状⑤】皮膚炎・かゆみ

皮膚炎・かゆみ皮膚への細菌感染、真菌感染や寄生虫感染により、皮膚が炎症を起こして皮膚炎やかゆみが起こります。

皮膚上には普段から多数の細菌や真菌がいるものですが、何らかの原因で皮膚の抵抗力が落ちてしまった結果、皮膚炎・かゆみが起こります。

原因の一つは、ドッグフードに含まれる添加物や合わない原料によるアレルギー反応だと言われています。

▶ 【皮膚炎・かゆみ】おすすめのドッグフードの選び方詳細はこちら

【症状⑥】下痢・便秘

下痢・便秘消化管は最大の免疫器官です。ドッグフードに含まれている原料の何かが合わなければ下痢を起こします。

また、急激にドッグフードの変更を行った場合も腸が新しいドッグフードに適応できず下痢になります。

また、ドッグフード中の繊維分が少ないと便の量が減り便秘になります。

▶ 【下痢・便秘】おすすめのドッグフードの選び方詳細はこちら

【症状⑦】肥満

肥満薬の投与が原因の場合を除き、肥満は、給与カロリーより消費カロリーが多い場合に起こります。

  • ドッグフードの給与量が多すぎる
  • 脂肪の多く含まれたドッグフードの与えすぎ
  • 運動不足

が主な原因です。

▶ 【肥満・ダイエット】おすすめのドッグフードの選び方詳細はこちら

【症状⑧】毛並みが悪い・毛艶がない

毛並みが悪い・毛艶がない「なんだか毛並みが悪いな」と感じるとき、犬の被毛の水分量が少なく、潤いが不足し、皮膚もかさつきが目立つ状態になっています。

原因の一つはドッグフードに含まれるたんぱく質が粗悪であること。皮膚に必要な栄養素や脂肪酸が不足してしまっています。

▶ 【毛並みが悪い・毛艶がない】おすすめのドッグフードの選び方詳細はこちら

【症状⑨】元気がない

元気がない犬がドッグフードを食べず、うつ向いた様な感じになっているとき、様々な原因が考えられます。

フード変更されたことがきっかけになる場合もあります。


元気がないときのドッグフード選び方

まずは動物病院を受診し、疾患の治療を行いましょう。

合わせて、

  • ドッグフードを温める
  • いつもと違うフードに切り替える
  • 栄養価の高いドッグフードにする

など、栄養補給に努めましょう。

【症状⑩】すぐ空腹になる

すぐ空腹になる適正量を与えていても空腹になってしまう時があります。

粗悪なタンパク源が使用されているドッグフードを食べさせたり、ふすまなどの残渣の多い(消化不良になりやすい)ドッグフードを食べさせたりすると、体に必要なタンパク質が不足してすぐ空腹になりがちです。

空腹対策のドッグフード選び方

良質のたんぱく質を使用しているドッグフードに変更しましょう。ふすまやトウモロコシなどのような、タンパク以外の原料が多く使用されているフードの給与を中止します。

または、オメガ3・オメガ6を含むドッグフードに変更しましょう。具体的には、成分表に「DHA・EPA」や「亜麻仁油」などが書かれているものが該当します。

他にも、消化管での吸収が阻害されるような疾患(タンパク漏出性腸症)、膵外分泌不全、糖尿病などの疾患が原因ですぐ空腹になってしまう場合もありますので、ドッグフードを変えても改善しない場合は動物病院を受診しましょう。

犬の体質に合わせたドッグフードを選ぶために必要なチェックポイントまとめ

最後にどのようなドッグフードを選び、どのように使い分ければよいのを一緒におさらいしましょう。

【1】ラベルをしっかりチェック

ラベルにはたくさんの情報が書いてありますが、特に見てもらいたいのが「原材料」です。原材料に副産物などの記載がある場合は要注意です。

肉の中に含まれているエキスや骨または脂肪を濃縮したものなどは、廃棄する部位の寄せ集めです。安価なドッグフードに含まれていることが多いので、避けるようにしましょう。

【2】「総合栄養食」と記載のあるものを選ぶ

パッケージに「総合栄養食」と書かれているかどうかを確認してください。

これは、そのドッグフードと水だけで、十分健康に生活していくために必要な栄養素が整っているドッグフードのことです。

犬にとって必要な栄養素がバランスよく入っているドッグフードなので、栄養素の過不足がないので安心して与えることができます。

ただしドイツなどでは総合栄養食という記載自体がありません。海外フードを購入する場合はそのコンセプトを確認しましょう。

【3】穀類が多く含まれているものは避ける

犬はデンプンを分解する唾液アミラーゼを持っていません。

デンプンを多く含む、トウモロコシ・小麦などの穀類は苦手で、消化不良の原因になります。

穀類を使用していないフードは「グレインフリーフード」といい、注目されています。

グレインフリーのドッグフードを選ぶか、原材料表のトップにトウモロコシ・小麦などの穀類が書かれていないものを選びましょう。

【4】GI値が低い原料を使用しているものを選ぶ

GIとはグリセミック・インデックスの略で、食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。

GIが高い原料(砂糖、小麦粉、米、トウモロコシなど)は、一気に血糖値を上昇させるため、血糖の処理に多量のインスリンが分泌され、インスリン分泌が追いつかなくなることがあります。

肥満や糖尿病の原因となっています。

GI値が低い原料の代表例はサツマイモです。炭水化物源としてサツマイモを使用しているドッグフードは犬の健康によいと言えるでしょう。

【5】高齢の犬はDHAやEPAに注目して選ぶ

DHAはドコサヘキサエン酸の略、EPAはエイコサペンタエン酸の略です。

どちらも背の青い魚(イワシ、マグロ、サンマ、サバなど)に多く含まれている脂肪酸です。脳の活性化に役立つと言われていて、痴呆の防止に役立つため高齢の犬たちに向いていると言えるでしょう。

また、血液をサラサラにして生活習慣病を予防する効果があることは人間用のDHA・EPAでも知られていますが、同様の効果が犬の場合も得られます。

高齢になってきたら、健康に長生きするためにぜひ摂り入れたい成分です。

まとめ

ワンちゃんたちの体調は食べたもの、つまり私たち飼い主が選んだドッグフードで大きく左右されます。

ドッグフードを選ぶのは、私たちが家族の食事のメニューの栄養バランスや品質を考えるのと同じです。

大好きなワンちゃんにずっと元気でいてほしいから、正しい知識を身につけていきましょうね。



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